「ファザーリング全国フォーラムinしが」インタビュー2
こんにちは
だんだんとポカポカした空気を感じられる今日この頃にとてもワクワクしています
天気がいい日はファミリーで公園なんかに出かけたいですよね☆
そんなファミリーで楽しめる「ファザーリング全国フォーラムinしが」が
2月17日から3日間に渡り、開催されました。
前回もNPO法人ファザーリングジャパン安藤代表理事のインタビューを交えて
ご紹介していますが、今日も普段からイクメン推進や
働くママの応援をする活動をされているお二人のインタビューをお届けしました。
時間の都合で放送にはのせられなかった部分もこちらに記載します
とてもほっこりするお話をたくさんしてくださいましたよ
小崎さんと廣瀬さん、お二人のインタビューはこちら
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<NPO法人ファザーリングジャパン理事 小崎さんへのインタビュー>
松山:この3日間を通しての感想をお聞かせください。
小崎:僕は「ファザーリングカーニバル」と言って全国のお父さんが集まるところの担当をさせていただいたんですけど、それこそ秋田から沖縄、それから四日市からもいらっしゃたり、それから山梨とかもちろん地元の滋賀とか関西からも来てくれて本当に日本中のお父さんが集まってすごい盛り上げてくれたんでとてもおもしろかったですね。それで最終日は絵本をみんなで読んだんですけど、すごい秋田の東北弁がおもしろいとか、沖縄の人も独特のイントネーションとかで、子どもたちがすごい笑ったりニコニコしていたので、もうパパの力が本当に滋賀に集まったって感じで、すっごいおもしろかったです。
松山:方言だけで笑ったり、楽しいんですね~
小崎:子どもは内容とかよりその人のおもしろさとかやわらかさとかムードというのをすごく感じるからそういうムードが、この3日間ずーっと溢れてたし感じられました。そういう意味でもすごい素敵な催しものだと思いますね。
松山:お父さんが育児に積極的に参画し、父親母親が共に家事・育児を担うというのは理想的だとおもうのですが、その中で配慮すべきことなどはありますか?
小崎:理想的ですか?
松山:そうですね、やっぱり単純にお互い支え合っていけたらいいなとは思いますけどね。。
小崎:そうそう、支えあっていくのはいいけど、それが50%50%でもないし、「うちはパパがめっちゃ働くとかママがめっちゃ働く」ということを二人とか家族がみんなで話し合って、あるいは納得して決めることが一番大事で、それで、今回レノンパパっていうチームが来てくれたのですが、これはジョン・レノンからとって専業主夫のお父さんたちの集まりなんです。彼らはやっぱり奥さんがメインで働いて自分は家で家事とかあるいは家庭の中で出来る仕事をやっていたりしていて、だから社会一般が理想とかって言うのではなくて夫婦とかその家族が「これでいいよね」とか「こんな生き方をうちはしよう」ということをしっかり話し合っていくなかで役割とかが決まってくる、今まで男性は働く、女性は家で子育て、家事するというそういうモデルもいいけど、もう一回自分らしいとか自分の家は「これでいいか」って確認して新しいモデルを作っていってほしいなっていうふうに。。だから役割はこうっていうより子どもを育てていくとか生活をしていくっていうのは、男やから女やからパパやからママやからじゃなくて、大人としての親の責任とか家族の責任という風に僕らは考えています。
松山:私たちはどのような意識を持ち、どのように社会を変えていく必要があるのでしょうか?
小崎:凄く難しいなと思うけど、一つ言えることは今の社会、モデルが不在であったり、いい意味で多様化だけど、悪い言い方をするとなんでもありだと思うんです。その中でこうでなければいけないとかこれが正しいっていうことがすごく言いにくい社会だから自分自身がどんな生き方をしていくかってまず考えて、その中で結婚とか出産とか仕事をとらえていくことが大事だし、それを踏まえて自立するなかで、じゃあ子どもをどういう風に育てていこうということを考えていく、だから誰かの真似ではなく、自分自身がやっぱり第一歩を踏み出していくということ。最終日に、日本で育児休暇をとった本当に8人しかいない男性の首長さんが7人集まった「全国パパ首長サミット」というのがあって、あの方たちのようにやっぱり初めの第一歩を踏むというのがすごく大事なことで、普通に僕たち生きている人間も自分の中の初めの第一歩をどういう風に踏んでいくか、それを踏む勇気を持つということが大事かなと思います。
松山:私たちもさっきその「全国パパ首長サミット」を聞かせていただいたのですが、やっぱりまだ課題はいろいろとありますね。
小崎:課題がなくなるわけじゃなくて、その課題を分かって向かっていったり変えていくことがすごくやっぱり大事だろうし、それは首長だけじゃなくて普段私生活している僕たちもそうだと思います。
松山:小崎さんはNPO法人ファザーリング・ジャパンの理事であり、ファザーリングジャパン関西の顧問と伺っています。ファザーリング・ジャパン滋賀も設立されましたが、県および圏域での活動での活動への期待、またどのように広げていくのがよいと考えられますか?
小崎:FJ(ファザーリング・ジャパン)、あるいはFJ関西、FJ滋賀というのはその地域でお父さんたちが集まろうというグループです。だから全国でこうやって大きな催しも楽しいけど、日々の生活はやっぱり地域でしてるから本当に身近な地域で一緒に笑ったりあるいは悩みを相談したり、時にはグチを言ったりっていう、そういうことが出来るパパ友をいっぱい作っていきたいし、このファザーリングだけのメンバーだけじゃなくて世の中のお父さんたちがみんな笑って子育て面白いな~っていうような社会にしたいし、そのためにやっぱりパパの思いとか意識の変革っていうことのお手伝いをしたり、いろんな発信をしていきたいなっていう風には思っております。
本当に一緒に話していると楽しいお父さんという感じで、イクメンの代表というオーラがある方でした。
私たちが勝手に理想と思っていることで決めつけずに、自分が納得し素敵と思える家庭が本当に理想ということに
とても共感しました。
<働くママを応援する情報誌「ピースマム」の編集長 廣瀬さんへのインタビュー>
松山:今回「女子会トーク」への登壇やカーニバルへの出展などを通して、このフォーラムに参画されましたが、ご感想や今後の広がりへの期待などお聞かせください。
廣瀬:よくお母さんとか子どもを対象にした子育てイベントって多く、私たちも参加させてもらうんですけど、こういう、パパを主体にしたイベントっていうことで、今回ピースマムの編集長としてトークや対談なども出させていただいたんですけど、すごく違った観点で楽しめましたし、勉強にもなったなと思います。
松山:昨日の女子会トークの内容を少しまとめたものを拝見したんですが、とてもざっくばらんな内容というか、結構突っ込んだところまでのトークになってましたね~
廣瀬:一番私たちの女子会トークに人がいっぱい集まったということで・・みなさんすごくバリバリと働いている女性達4人を選んでいただいたんですね。その中に私も入れていただいたんですけども、みなさん本当に母親の顔という部分を本音トークで女子会でお話できたことが、みなさんの反応もすごくそういうことを聞きたかったんだよみたいな感じがあって、母親として「パパの立場であるとか役割であるとかこういうことを求めているのよ」ということを話し合えてみんなに聞いてもらったのがすごく良かったなと思います。
松山:女子会ってやっぱり本音で話せますよね?
廣瀬:みなさん本当に普段の、前に出て活動でバリバリとされている働くママのイメージよりも、あっ家ではこんな風なんだとかっていうのがみなさん楽しんでもらえたんじゃないかなと思います。
松山:お父さんが育児に参画されることをどう思われますか?
廣瀬:本当に賛成です。うちも本当に働いているので、私がこういう風に仕事に出ているときには一応、全部の役割をしてくれているので助かっていますし、今やっぱりちょっとでも働きたいとか子どもとの関わり以外のところで活動したいというお母さんたちが多いので、逆にお父さんたちがどんどん育児に興味を持ってくれればお母さんたちもそういう社会に出たりとか、働いていたりとか、ということにやりやすくなると思うので大賛成です。
松山:廣瀬さん自身、日々の活動の中で「働くママの応援」をされたり、滋賀県で活き活きと輝く女性が増えることを期待しておられますが、今後の課題また、目標はありますか?
廣瀬:そうですね。先ほども言ったように、お母さんが子育てだけをしていればそれで幸せでしょという社会ではなくなってきていると思うので、子育てももちろん楽しむし、もっともっと機会があればいろんなことをしたいとかいろんなことをすることを応援してくれる人が増えるといいなと思うので、それがもちろん一番近くにいるお父さんがそういうお母さんの気持ちを応援してくれたりとか、また私たちのような情報誌とか、あと行政がそのへんのお母さんの気持ちを押してくれるようになるといいなと思います。
廣瀬さんはとても穏やかで和やかなムードでお話でき、癒される方でした。
女子会トークは本当にとても盛り上がったようですね。
女性ならではの悩みや感じることをぶつけ合ったりすることもとても大切ですよね。
この「ファザーリング全国フォーラムinしが」では、
本当にたくさんの分科会などが行われました。
ブースもたくさん出展されており、参考になる資料がおいてありました。
この全国区の大きなイベントが滋賀県で最初に開催されたことは本当に滋賀県としては誇りに思えることで、
そしてこれからもイクメンや育児休暇を推進する
県として積極的に前に進んでいきたいですね。
この盛況ぶりで世の中のイクメンへの関心や、女性が働くということへの関心が
高まっていることが伺えます。
「NPO法人ファザーリングジャパン」のミッションは「よい父親」ではなく、
「笑っている」父親を増やすことです。「ファザーリング」は父親であることを楽しむです。
お父さんが育児参画できる環境づくりが強化され、
お母さんも一人でという負担が軽減され、
みんなで一緒に過ごす時間や触れ合う時間が増えることで楽しむことができれば、
自然とお母さんもお父さんもそして、こどもも笑顔になりみんなの心が豊かになると思います。
これからの未来を担っていくこどもたちには、みんなの笑顔が必要ですね!
今日の放送はこちら↓インターネットラジオ
http://www.e-radio.co.jp/wp-content/themes/e-radio/pts/mp3/enjob120308.mp3
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